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画像処理装置の担当をしています。(制作の都度試行錯誤の修業中です。)ここでは私の使っているAMIN社の画像処理装置(ZIO M900 Ver.4.11s)での技法を公開します。

(一般の皆様にはCT検査画像から立体画像ができるまでの原理です)

最初にワークスペースを作り、経過的にチェックポイントも追加しましょう。(過去にこの操作で何度か救われました。突然終了に注意!!)
個人情報保護法に抵触しないように画像掲載は避けています。文書だけで理解しにくいでしょうが何かのヒントになれば幸いです。

頭部骨など狭い範囲での骨抜きマスク制作手順(我流編)

  1. 内蔵ハードディスクよりスライスデータを選択し「3Dで開く」(狭い範囲の場合は「マニュアル」にて3Dフィルターを入れると仕上がりが良い。)にて画像タグに移行する。
  2. 表示を「右上がり」にし「WL」を-256にして「物体選択」の「選択消去」と「反転決定」にて必要な部位を残す。
  3. 「WL」を骨と血管が残るレベル(100)まで上げる。
  4. 向かって左上のAX像(頭部以外は条件によりSG・CO像を選択)のフレームの右下をドラッグしメイン画面で放す。(この時VRとAX画像が入れ替わる)
  5. フレーム外の「マスク表示」にチェックを入れマスクを赤色表示にする。
  6. AX像を最下部スライスに移動し「多角形」の「2Dカット」を場所により1〜3mm厚にする。
  7. 「多角形」の「中を残す」にて頭蓋内を多角形で囲み「反転決定」をする。
  8. 過分に処理されていないか確認しマスク処理されていない最下部スライスまでスクロールします。
    (7.〜8.の操作を最上部スライスまで繰り返す)
  9. 「マスク演算」の「マスク反転」を行いメイン画面に戻し各画像処理をする。

当院では頭蓋内ということで内頚動脈は「ICPCの下」からの血管描出をさせてもらっています。
後床突起の除き方は「多角形」を多数作って多重マスクにて抽出するか、最初の「多角形」の際に一筆書きのように血管を避け頭蓋骨とつなげるように抽出しています。

腹部・下肢などの広範囲での骨抜きマスク制作手順(アプリ伝授編)

  1. 内蔵ハードディスクよりスライスデータを選択し「3Dで開く」にて画像タグに移行する。
    「マスク表示」にチェックを入れる。
  2. 表示を「右上がり」にし「WL」を-256にして「物体選択」の「選択して残す」にて必要な部位を残す。タグを「V2」に移動し「V1」をコピーする。
  3. 「V2」にて「WL」を骨と血管が分離するレベル(300〜370)まで上げる。
  4. 「物体選択」の「選択消去」にて骨部を全て消し「反転決定」をする。
  5. 「マスク演算」の「マスク反転」をする。
  6. 「物体選択」の「選択消去」にて血管を全て消し「反転決定」をする。
  7. 「マスク演算」の「マスク反転」をする。
  8. 「WL」を30程下げる。
    (4.〜8.の操作を7.で「WL」が100になるまで繰り返す。その後9.へ)
  9. 「マスク演算」の「マスク反転」をして骨部を全て消し「反転決定」をする。
  10. 「V1」に移動し「マスク演算」の「引き算」にて「V2」を選択「OK」する。

それでも骨が残っている場合「V2」に戻り「マスク演算」の「拡大」にて調整する。

主な手技順序は上記の図に示します。

  • 連続する物に対しては「選択残す→決定」、点在する物に対しては「選択消去→反転決定」
  • 腹部処理に対しては血管系を「選択残す→決定」、骨系を「選択消去→反転決定」
  • 頭部処理に対しては骨系を「選択残す→決定」、血管系を「選択消去→反転決定」

以上が原則だそうです。総括して目的は「WL100の骨を作り引く」ということを常に心得てください。
また参考までに「3次元医用画像作成秘法マニュアル―Zio M900の基礎から臨床での活用法まで」という本をザイオソフトの「3DWS基礎トレーニング講座」で配布していました。

アントンセン氏法(別法)の考案

今回はエックス線検査機器(発生装置)の更新により特に距踵関節撮影のアントンセン氏法が管球容器の軸方向が固定されたことで従来の角度設定ができなくなりました。そこで当院では同じ立体角を違った操作で再現する方法を過去に算出し学術大会で発表した経緯があります。(実用性が再認識されましたが学術大会では再発表が出来ないため当サイトにて掲載します。)
勿論、距踵関節撮影ではクラーク法等の別法は存在しますが当院ではアントンセン氏法と同結果を得るため現状に至りましたことをご理解ください。

ご存知の通りアントンセン氏法は立体角のため求める角度をそれぞれγ(ガンマ)とθ(シータ)としました。また角度30度の入った直角三角形ができますのでそれを1:2:√3として考えます。相関関係を以下の図で示します。(右足を例にします)

そこでγ(ガンマ)とθ(シータ)をそれぞれの接する直線AとBを利用して以下の式にて算出します。(実際の算出少数桁は10桁以上ありますが意味が無いため省略しました)

以上の結果ですが、どのように利用するかを次に示します。

最後に別法での撮影図です。


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